古着とものさし展 at UNEVEN GENERAL STORE

古着とものさし展
古着とものさし展
Mats Gustafson
Mats Gustafson

2016.10.1 – 10
UNEVEN GENERAL STORE:名古屋市

used clothes A として参加しました。

… イベントフライヤーより
現代のファッションシーンの中で、どうしても避けて通れない「古着との関係性」をテーマとした企画展。今回はイワタトシ子率いる「used clothes A」をゲストに迎え、Yohji Yamamoto、COMME des GARÇONSの過去のアーカイブや関連資料を中心に展示販売致します。その時代のパッションやファッション哲学、価値観や美意識を再考し、新品、古着、ブランド、ヴィンテージやレギュラーといったカテゴリーを排除して、自由で自分らしいスタイルやストーリーを作り上げる強い意志こそが本当の個性だと定義する実験的な試みです。過去を知り、今と向き合うこと。それは「ファッションにおける価値観の拡張工事」と言えるでしょう。

私たちの立ち位置は新品商品を取り扱い、その時代を反映したファッショナブルでコンテンポラリーなファッションを提案する立場。一方、「used clothes A」も丁寧に古着をコレクションしながら、ピックされた1つ1つの商品に「なぜ今それを選んだのか?」という意思や思想を感じるものばかり。また、私たちは日々の生活の中で様々な情報に触れています。ファッションにおいても多くの提案がなされ、膨大な情報の中で自分にフィットした情報を拾い集めることで、自己の価値観(ものさし)が形成されます。この「ものさし」の重要性を理解するということは、自分の価値観やセンスを信じ、自己の選択に満足するというプロセスだと考えます。即興的なモノとの対峙を奇跡的と捉え、研ぎすまされた感性によって、そのモノに十分な価値を見出すというトレーニングの必要性は、今後も重要なプロセスとなるのではないでしょうか?


イベントに合わせてスウェーデン出身のアーティスト、ファッションイラストレーターとして活躍するMats Gustafsonの、2014年に開催された展覧会ポスターを販売。