nokos S/S A/W

2024.03
– nokos S/S A/W –

nokos / ノコスのケーキをまとめた写真集のような作品集。

” テーマは決まった。
あと、ケーキの表情も大事。

そのケーキをフォーカスしてみる。
素材が生き生きしてるコト
色が素朴であるコト
カタチがシンプルでスタイリッシュであるコト

そこで撮影については
ケーキの姿を真上から、と真横からのアングルのみと決める。
表情が、絵画的でもあり断面さえも繊細で美しいと思ったからだ。

写真からも
彼女のケーキは
彼女の内側にあるメッセージや想いが
会話をするように
そのまま産まれてきてるようだと伝わる。

それが
たまたまケーキというカタチであったコト
たまたま美味しいというコト

『食』というカテゴライズする前に、アートの存在としても感じさせてくれた、
企てたのではなく出来てしまった
そんな写真集に仕上がった。”


ディレクション : イワタトシ子
デザイン・装丁 : 藤本康一
編集 : イワタトシ子、垣野仁
写真 : 三品鐘(コマーシャルフォトLEGO )
発行人 : nokos

Amua - ロバのひとみにすむ惑星の、はなし –

2023.04
Amua - ロバのひとみにすむ惑星の、はなし –

ある日、この惑星に途方もない大雨と共に洪水が襲った。
その災害で、何もかも流され…amuaの記憶も失った。
その日から、ロバとともにamuaは友達探しの長い旅が始まる。

この物語の舞台である惑星とは、
鹿児島にある、知的障がい福祉施設『しょうぶ学園』のこと。
(1973年に誕生)

門を潜ると、学園を囲むように木々が青々と生い茂っている。池には水草が凛と生え渡り、時折聞こえるロバと山羊の鳴き声と鳥たちのさえずり。….光や風さえも感じさせるこの一帯に、一瞬、彷徨ってこの地に到着したような、そんな不思議な錯覚に陥ってしまう。

この環境の中『園生』と呼ばれている、知的に障がいを持つ人たちが日常、布·木·紙·土を素材に『つくる』という創作活動を行っている。
生まれてくる作品は、心に赴くままのエネルギーに満ちた作品ばかり。

絵本『amua』は空想的な冒険物語ではなく、純粋な『園生』と、自然との共振性の中から生まれでるこの場所『しょうぶ学園』の、ありのままの日常の姿を描いたものです。

混沌とする世界情勢の中にいて、今最も必要とする大切なものとは『何か』を、そっと心に問いかけてくれる、純真な物語です。


文:篠原 芳子
絵:薮下 育絵
文字:隅谷 瑞
表紙:nui project

企画・構成:イワタトシ子
デザイン:藤本康一
翻訳:Yumiko Sandoe
翻訳校正:Garnett Hunter Leary Jr

和紙制作:工房しょうぶ(和紙班)
印刷製本・パッケージ:工房しょうぶ制作チーム
製本指導:馬頭洋子
監修:福森伸

発行者 しょうぶ出版

しょうぶ学園50周年記念誌

2023.05
しょうぶ学園50周年記念誌

『両手を180度まで広げてみる』

つまり、不完全であるということが
人間らしさの根源だとすれば変化こそテーマになるのだ。


著者:福森伸
企画・構成:イワタトシ子  
デザイン・装丁:藤本康一
編集:福森創+イワタトシ子
表紙絵:森節子
手描き文字:隅谷瑞
イラスト:薮下育絵・郡山義一

発行人:福森悦子
しょうぶ出版

寄稿文:大橋歩・坂口修一郎・坂田明・ナガオカケンメイ・皆川明・尹雄大、ほか

at:10【ət tén】

2022.05
オンラインメディア 
at:10 – what I need now
 

” at:10【ət tén】それは、
境界線を見せるための
メッセージを考える
メディアを作る、
−見えているモノの価値−と
−見えていないモノの価値−の
境界線はどこに有るのか。”

at:10はインターネット空間の
オンラインギャラリーのメディアです。
『what I need now』という思想を軸に、様々なコンセプトから内包的な価値を持つ存在と出会い、対話し表現していくものです。

at:10編集部:三品 鐘、武藤 里奈、武藤 宏之、大石 いずみ
翻訳:サンドウ 由美子

アートディレクター:イワタ トシ子

もう一つの不思議の国のアリス

2021.04.24 – 05.09.
オンライン展覧会:もう一つの不思議の国のアリス

一章:目覚めたら、言語のない場所にいた
 ・現代作家:山本恵

二章:奇妙なるお茶会
 ・坂井規予(nokos à l’étage
 ・SC(Sophia Clarus
 ・3+ coffee & antiques

三章:不思議な植物「12」
 ・作家:小川恭子
 ・LIEBBOOKS

WEBデザイン:SC(Sophia Clarus)
写真撮影:三品鐘
写真提供:shoe
フライヤーデザイン:藤本組
音楽:しょうぶ学園 Otto&orabu
   - ロバのひとみにすむ惑星 –

ディレクション・物語:イワタトシ子

open 4 door

2020
open 4 door(セレクトショップ):愛知県名古屋市

ショップオープンに伴う、建築、空間、インテリア、ロゴ、フライヤー、ウェブデザイン全般のディレクション。

テーマは「次元」

一つの扉を開ける。
そこはたくさんの個だけが点在していた。

二つ目の扉を開ける。
ずっと、ずっと続く一本の道。
遥か向こうまでそれは続く。

三つ目の扉を開けてみる。
それは、白と箱と丸だけがみち溢れていた。

最後の扉を開ける、
そこは、ワタシの記憶想起がストックされている部屋だった。

2020.3.7 – open 4 door – の扉は、
この場所から幕を開けます。

クリエイティブディレクション イワタトシ子
建築 UK建築管理事務所
グラフィックデザイン 藤本組
写真 三品鐘
ウェブ制作 non-et